1.情  報 三井化学アグロ、マラリア媒介蚊防除剤「IRS剤」WHOから事前認証


三井化学アグロは15日、マラリア媒介蚊防除用の屋内残留噴霧(IRS)剤「VECTRON(ベクトロン)T500」が世界保健機構(WHO)による事前認証を取得したと発表した。同剤は、三井化学アグロが創出・開発した世界初のメタジアミド系有効成分「TENEBENAL(テネベナール)」を含有するIRS専用剤。新興国や途上国では、殺虫剤登録にWHOの事前認証を必要とする国も多い。今回の認証取得によって迅速で簡便に各国での登録を取得し、スピード感をもって上市することが可能になる。同剤は新規作用機序から、英国やアメリカ各国の研究で、ピレスロイド剤・有機リン剤など既存剤抵抗性の系統・個体群への高い効果が確認されている。さまざまな種類の壁面上で長い残効性を保ち、忌避がなくマラリア蚊が長時間薬剤に接触。臭気がなく、壁を汚すこともない。哺乳類急性毒性が低く、リスクアセスメントにより新生児から成人まで居住者・散布者への安全性が確認されている。同剤は、サブサハラアフリカ諸国で今年から順次上市を予定している。

(化学工業日報2023.03.16)

2. 情  報 シロアリを鶏の飼料に 間伐材食べさせ有効活用


シロアリに間伐材を与えて養鶏用飼料を作ろうと、京都大などの研究グループが取り組んでいる。山林に放置された間伐材を有効活用し、鶏肉と鶏卵の生産に結び付ける。2030年までに鶏の飼料にする技術を確立する計画だ。
京大昆虫生態学研究室の倉庫には、体長1センチほどのオオシロアリ数百万匹が木の巣の中で動き回っていた。松浦健二教授(昆虫生態学)は20年1月、鹿児島県の山林でオオシロアリの巣を採集して持ち帰った。シロアリは巣から逃げることなく生活し、飼育に手間がかからない。
1キロの間伐材を餌に約45グラムのオオシロアリが育つ。シロアリはそのまま鶏に食べさせたり、冷凍乾燥により粉末にして他の飼料と混ぜたりする。松浦教授は「台風や豪雨で大量の流木が発生する。シロアリに食べてもらい、(シロアリを養鶏用飼料にして)鶏肉や鶏卵に変える。自然の循環だ」と話している。

(産経新聞 3/9)

3.新商品情報 発泡ウレタンフォーム インサルパックNB-PRO V-15


【特徴】
・環境に配慮したノンフロン2液ボンベタイプ簡易型発泡ウレタンフォーム
・動力不要で持ち運びが容易。屋根裏、床下、壁面の断熱リフォームに最適
・2種類のノズルがセットで施工性がアップ
【内容量】
・12.6L / セット
【発泡体積】
・約470L (厚み20mmで約23.5㎡施工可)

インサルパックNB-PRO V-15

インサルパックNB-PRO V-15パッケージ写真