1.情 報 殺虫剤事故例はバリア式エアゾールが多い傾向
厚生労働省が、皮膚科・小児科領域16モニター病院と(公財)日本中毒情報センターの協力による家庭内で使用される化学製品等の健康被害情報をまとめた「平成27年度家庭用品に係る健康被害病院モニター報告」(前号既報)のうち、殺虫剤による吸入事故等は269件あった。
報告では一度の噴射で長時間効果が持続するバリア用エアゾール(ワンプッシュ式蚊取り等)の報告件数が25年度71件、26年度72件、27年度は82件と直近の5年間は増加傾向にあると指摘。
高揮散性ピレスロイド系のトランスフルトリンやメトフルトリン等を含有するバリア用エアゾールは、眼および皮膚等の付着部位の痛み等を発症することがあり、使用の際は付着しないよう十分に注意すべきとしている。
*業務用エアゾール使用の際にも細心の注意をお願いいたします
2.情 報 シカ侵入を鳴き声で検知
山形大学の江成准教授は、深刻な農業被害や森林の荒廃をもたらしているシカの侵入を鳴き声で検知する手法を開発したと発表した。地元ハンターでも見つけられないほど少数の侵入であっても早期に捉えられ、侵入経路の特定や被害の未然防止のほか、頭数管理などに役立つと見ている。
新手法は海外で鳥の調査に使われる高性能集音器を使って、オス鹿が秋に発する鳴き声を自動的に記録して侵入を捉える。現在、自動撮影カメラなどが使われているが、個体数の少ない初期段階ではなかなか捉えられず、被害拡大を防げていない。集音器を使えば1台で約6ヘクタールがカバーできるようになり、検知面積はカメラの200倍以上に広がる。画像を1枚ずつチェックする必要もなく大幅な省力化が可能だとの発表がされています。
3.その他 東京消防庁開発品「ウォーターブロック」「吸水くん」 急な浸水時への備えに
豪雨や洪水による浸水対策に。水たまり除去、滴下吸水、漏水時の流出入拡大防止に。冷凍庫の水漏れに。
用途:給配水管破損時対応。天井からの漏水ドアや窓からの雨水侵入などに。グラウンドの水溜り除去に。
特長:吸水前は薄いシート状で場所を取らない、軽量・コンパクトで使い勝手がよい、吸水性樹脂はシート全面にわたって吸水膨張する
例)屋内用R製品規格
吸水前 380×490×10mm 0.2kg
吸水後 370×470×50mm 9.0kg
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